• 開催日時:2017年2月23日(木曜日) 10:00~17:00
  • 開催場所:国立天文台・三鷹キャンパス コスモス会館会議室 アクセス / 構内地図
  • 後援:太陽研究者連絡会
  • 世話人(あいうえお順 敬称略): 浅井 歩(京大), 飯島陽久(名大), 岡本丈典(NAOJ), 下条圭美(NAOJ)

本研究会は、国立天文台・チリ観測所の補助を受けて実施されました。



開催趣旨

 昨年よりALMAによる太陽観測の共同利用が開始され、 ミリ波・サブミリ波による太陽観測の新しい時代が到来しました。 1月18日にはALMAのデモンストレーションデータである、 太陽のScientific Verification(SV)データが公開されました。 一方太陽物理学においてミリ波・サブミリ波による高分解能観測は未知の領域であり、 観測そのものだけでなく、観測データの取り扱いや解析手法なども手探りの状態です。 これらの問題は観測提案を準備する上で困難を引き起こし、 ひいてはALMA太陽観測からの科学的成果を縮小させてしまうと考えられます。 困難を低減し、 来るべきCycle 5のCall for Proposalにてより良き太陽観測提案を提出していただくために、 Cycle 4における太陽観測の状況と今後公開される太陽SVデータを紹介するワークショップを開催します。 参加者として、 太陽電波観測データを使ったことのない電波観測初心者から既にプロポーザルを出しことがある方まで幅広い方々を想定しております。

 ぜひ多くの方々にご参加していただき、ALMA太陽観測データの研究利用が促進されることを期待しております。



アジェンダ

10:00-10:05 あいさつ
10:05-10:45 ALMAによる太陽観測 ーALMAが得意なこと&苦手なことー [資料: PDF(22.5MB)]
国立天文台 チリ観測所 下条圭美 & 国際ALMA太陽観測開発チーム
10:45-11:15 Cycle 4における太陽観測状況報告およびCycle5での太陽観測モード [資料: PDF(1.5MB)]
国立天文台 チリ観測所 下条圭美 & 国際ALMA太陽観測開発チーム
11:15-11:55 ALMA太陽プロポーザル準備のために
東京大学 理学系研究科 横山央明
11:55-13:00 Lunch
13:00-13:25 Cycle4における太陽観測 - PI視点から [資料: PDF(1.5MB)]
国立天文台 チリ観測所 岡本丈典
13:25-17:00 Solar SV データおよびCycle4 ALMAデータの説明と解析手順 [資料: PDF(18.5MB)]

このセッションの後半には、SVデータ(FITS)を参加者のみなさんのPCにダウンロードしていただき、 ご自分のPCにてデータを見ていただきます。 ご持参のPCにIDL+SSWもしくは、 SAOImage DS9 等のFITSビューワーをインストールしておいてください。
注:IDLは必須ではありません。DS9がお勧めです。

ALMA Science Verification Dataへのリンク
講演の発表資料の権利は、講演者が有します。



国立天文台・チリ観測所 "アルマワークショップ"ページに戻る。